「SDガンダムGジェネレーションDA」

 遅まきながら「SDガンダムGジェネレーションDA」を買いまして。「じーじぇねれーしょんだ」かと思ったら「じーじぇねれーしょんでぃーえー」なんですな。

 さすがゲーム会社、作り込みすぎです。内容的には「デスクトップアクセサリー集とタイピングゲームを一緒にしてみました」ってな感じ。何かをする度にアクセサリーが集まるのはなかなか楽しいです。

 Gジェネなので、フルボイス、キャラクター豊富な作りで飽きさせません。MSやキャラが成長する仕組みもあるので、とりあえず育て終わるまではついやってしまうというよい仕掛けも入っていたりでなかなかよいソフトです。タイピングを上達させるには何より繰り返し練習することが大切ですからね。

 とはいってもホームポジションから教えてくれるタイプではないので、完全なるタイピング初心者にはちょっと向かないかも知れません。対象は、見てれば打てる、ぐらいの人からでしょうな。

 レベル評価は頭打ちなので、超上級者が練習するにもちょっと向かないかも。まぁ他のソフトと違い、一通りやるだけでもかなり長く遊べるので、Gジェネ好きでタイピングができる人なら特に買って損とか思うことはないと思います。

 このゲーム的には「タイピングはアクセサリーを手に入れる手段」という位置づけでよいかと。「アクセサリーもこんなもらいかたをすれば、スリルがあっていいだろう」「まあね」、そんな感じ。(てんとう虫コミックス ドラえもん第4巻126頁[のび左エ門の秘宝]より)

 タイピングのシステムは、言われてみれば確かにK-1タイピングのよう。1問〜3問が同時に出て、それぞれタイムリミットがあり、タイムゲージが早く減っていく敵や、あんまり早くない敵が出てくるので、戦略性を考えながら打っていくタイプ。

 K-1タイピングとの違いは、ミスタイプの影響があるところ。ミスタイプすると残時間がカクっと減ります。連ミスすると一瞬で攻撃を食らってしまいます。

 でも評価にミスタイプは全然計算されないです。あくまで各敵の残時間表示によるタイピングレベルの総合評価。ゲージが青いうちに攻撃できればS評価、緑ならA、黄色ならB、赤ならC、そしてゲーム終了後にそれの合計比率で総合評価を出す仕組み。

 ですから、総合評価でいい評価を受けるには、「いかにいい色の内にうち切るか」が重要になってくるので、評価だけを考えればミスってゲージの色が変わってしまったら、攻撃食らって次の問題にした方がマシということになります。攻撃を食らう=マイナス評価って仕組みが入っていないので、MSのHPや防御力がよければこの作戦はかなり有効かと。

 このゲーム、使用MSによって難易度がかなり違いますね。攻撃4回ぐらいで逝ってしまうMSもあれば、10発食らってもまだまだ平気ってMSもあります。上級者の方はヘボMSでアムロを相手にしつつ、オールS評価を目指すとかいうプレイなんかオススメかと。

 何にせよこんなゲームを2800円で出してしまうバンダイさんはパソコンソフトの相場をどう考えているのでしょうか。6800円でも「嘘ではない」と思えてしまう市場ですぜ。