3/30記 後半まで書いてバイバインネタにした方がよさそうな気がした。

 最終回シーズンは精神的に落ち着かないものだ。最終回の盛り上がりによる高揚感と、終わったあとの喪失感。録画見の場合は、[終]と書かれたタイトルの再生ボタンを押す覚悟もある。

 見たら終わってしまう…、見なければ(自分の中で)終わらないッ!

 そういう心の声を振り切って、見て、味わって、残る満足感、そして喪失感。…それの繰り返しが最終回シーズンというもの。何度味わっても慣れることのない別れの連鎖。

 最終回まで見続けた番組で「やっと終わった」と思うようなことはそうはないと思う。終わる予定を知っていたとしても、やっぱり「終わってしまった」と思うことの方が多いと思う。おもしろかったとか、つまらなかったとかだけでなく、たとえ30分番組でも終わってしまえば、その後の生活リズムは変わることになるわけで、そういう未来への不安とかもあるかもしれない。

 タイムスケジュール的に最終回を続けざまに何本も見ることになりがちな多量見さんは、1本でもそれなりに不安定になる心を揺らし続けることになるので、この時期は何か変なテンションになりがちかも。

 そういえば昔のび太が「おかしは食べるとなくなってしまう、なぜだ!」とか言ってましたが、まさにそんな心境。おいしく食べるなら今なんだけど、食べたらなくなってしまって、もう食べられない。かといって食べずにいたら痛んでしまう。しかもHDDレコ的には、食べずにいたら、次のおかしが置けない。

 最後のひとつなのだから、じっくり味わって食べたいけど、そうも言っていられない時間的余裕のなさは、多量見で損したと思うことのベスト3に入ると思うわ。間におなかを空かせる時間も、水を飲む余裕もない感じ。味が混ざるわ。




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こうなった