「アニメる?」

 どなたかが「アニメはもう絵の緻密さで勝負するしか残されていない」とかなんとか言ったらしいけど、それは「アニメーション」、「動画」の話ではないかと思う。つまり絵、絵の動きで表現できないものはなくなって、もう発展させるべき所はほとんど残されていないと言いたいんだろうけども、それはあくまで技術の話ではないかと思うわけで。

「何でもできるようになった」、結構じゃないですか。昔からアニメではできないこと、アニメでしかできないこと、実写ではできないこと、実写でしかできないこと等々、いろんな制約がありましたが、ここに来てそういうものがほとんどなくなったというのなら、アニメで何でもできるんですよ。

 技術の進歩が売りでなくなったというのなら、ちゃんと中身で勝負してください。何でもできるんなら後はクリエイターのセンスですわ。

 どんなに不思議な世界も、どんなに普通な世界もアニメで表現できるわけで。「アニメでしかできないこと」にこだわらなくても「アニメでもできること」であってもいいと思う。

 絵が動けば「アニメ」なわけで、できること、やってないことはまだまだ無数にあると思う。

 アニメにはまだまだ無数の可能性があると信じます。現状維持でもいいけど。(うわっ