「タイピングゲーム分類」

 特打より始まったタイピングゲームは現在いくつかのパターンに分けられるようになってきた気がしてきたので分けてみる。

 まず激打系、激打というのは言うまでもなく「タイピング奥義 北斗の拳激打」のことです。激打系というのは、これに準じ、特に画面とは関係のない文章を1文ずつ打つことによりゲームを進めていくシステムを持ったタイピングゲームのことを指すことにします。(自分で考えたことだから断定系は使えない…)
 ブームを起こしたという安心感からか、一番求められているかはわからないけど、現状で一番多いタイプのタイピングゲームです。(一番作りやすいと言うのもあるな…)
 特打、激打、闘打、頭文字D、ZAKU打、ときメモ、熱闘王、ドラタイプ、Ozawa-ken、ナイトライター、打モモ、WTなどがここに属すると思います。

 次にTOD系、ガンシューティングを元にしたTODは、ゾンビが文章の「パネル」を持つという形になっています。こういう「パネル」を持ったような形を取るタイピングゲームをTOD系と言うことにします。
 TOD、ルパンTHE TYPING、タイピングスペースハリアー、斬打、(まだ発売されてないけど)愛打などがここに属します。

 んで、TW系、TWことタイプウェルは、単文をスペースで区切り、先の文章まで見えている「先読み」主体の構成をしています。パネル型のターゲットシステムとは違い、打つ順番が決まっているという点が大きく違うところです。こういったタイプのソフトはメーカーものではなかなか見られなく、フリーソフトが大半を占めます。(ってソフト自体ほとんど無い気もするが)
 タイプウェル美佳タイプが純粋にここに属するものになりますね。あと、タイピングガンバスターも微妙にここではないかと思います。ガンバスターの LESSON6はTWや美佳とは違って少々長い文ですが、「次の問題が常に見えている状態で、それぞれをEnterで区切ってうち続ける」という打っている感覚として類似したシステムを持っています。

 そして会話系、これはタイピングで主人公(自分)のセリフを打つものになります。このタイプは打つ文章が毎回同じになり、ワンパターンになってしまいがちという欠点がありますが、画面とのシンクロ性は非常に高く、ハマるとなかなか楽しいソフトになりえます。大概は主人公のセリフによる分岐に使われます。このタイプもあまり多くは出てきていません。
 タイピングOF THEデート、サラダデイズ新・正統派恋愛タイピング、天使と鯨 ぐらいしかなく、タイピングゲームとしてきちんと成功しているのはタイピングOF THEデートぐらいです。

 あとは微妙にパズル系のタイピングソフトがいくつかありますね。パズルとの融合はなかなか難しいらしく、パズルなのか何なのかよくわからないソフトになったりすることも多いようです。
 一応、月姫打(あまりパズル要素はないけど)、大娘打時代、ぷちこストライク(いつの間にか秋葉原でも売っているらしい…今度買いに行こう…ネット対戦も出来るらしいし…これのネット対戦は熱いぞォきっと。)とかが分類されます。(同人ソフトばかりですが…)
 たいぷdaぷよぷよは融合失敗しているのでここには入れたくないですね…。

 なんてことを考えながら帰りの電車に揺られておりました。

 実際のところはその系といったらその系がすべてではなく、大抵それぞれのタイプにオーバーラップした形のソフトになっていることが多いですね。ミニゲームなんかが入っているときは特にその傾向が強い感じ。あ、初心者向けの練習モード云々についてはここでは触れていません、そこにゲーム要素があろうとも。

 こう分けると、今人気がある(売れているという意味ではない)、ゲームとして期待されるものは、主にTOD系ということになりますね。確かにこれが一番“ゲーム”になりやすいのはわかりますけどね。
 自分としてはTOD系もいいけど、パズル系や会話系にも頑張ってほしいところですね。あと、TW系を一般メーカー品のゲームに昇華した形で見てみたいです。激打系には正直少々飽きてきた感じ。
 あと今後はネット対戦を念頭に置いたソフトが増えてくるかも知れませんね。それにはまず何か一つでも「ネット対戦もの」として成功しないと…。

 とりあえず適当に分けてみただけなのでお気になさらず。

 話微妙に変わって、愛打〜タイピングバルキリー〜、おもしろそうです。[Shift]キーの自機移動は微妙な気もしますが[Tab]キーのターゲット切り替えは新しいし、激しく納得するところです。今までの「[Esc]=完全解除」ではなく打っている途中状態で切り替えられるのだとしたら、なかなかいい感じではないかと。もちろん[Shift]+[Tab]で逆ターゲット移動も可能ですよね?>トリスターさん
 あとは斬打の悪かったところがどれだけ改善されているかですね。