「アニメ主題歌に新しい流れ?」

 最近「いいな」と思ってるアニメ主題歌があったりするんですけど、お気に入りとか言う意味とはちょっと違って、ちょっと新しい主題歌の形として「いいな」と思っているやつです。

 具体的に言えば、ONE PIECEの新OP「BON VOYAGE!/A to Z」と、わがまま☆フェアリーミルモでポン!ごおるでんOPの「FUN! FUN!★ふぁんたじー/南里侑香」と、ちょっと厳しいけどNARUTOの新OP「悲しみをやさしさに/little by little」の3曲。

 その共通点は、共感を得られるかどうかわかりませんけど、歌い手の声質が出演声優に似ている感じがあるってトコロ。

 「BON VOYAGE!」は特に顕著で、かなり田中真弓っぽい…というかルフィっぽい声質に聞こえます。「FUN! FUN!★ふぁんたじー」は通常パートはそうでもないけど、サビの「FUN FUN FUN〜♪」のところは非常に小桜エツ子っぽいと思う、と言うかごおるでんの予告の時「小桜歌うんだ…」とかおもいっきり思ってました。「ミルモ声」というよりは「小桜声」なんですけどね。最後の「悲しみをやさしさに」はちょっと厳しいけど、一部「無理して女声を出してる(失礼)竹内順子の声(質に近いもの)」が聞こえる感じ。

 つまるところ「近い声」ですね。こういうのって、歌詞が番組の内容に沿っているのとは違った嬉しさがあるかも。

 それなら声優さんが直で歌ってる主題歌でええやん、とか言われそうですけど、全員が全員そういうわけでもないでしょうが、声優さんが歌うと、歌としては「上手い歌」ぐらいで留まる印象があったりします。いいことはいいですし、私も好きですけど、歌をきっちり勉強してきた歌手とはやっぱり何か違うと思います。上の3曲でも、「似てはいるけど、あの声優さんならこうは歌わないなァ」と思えるところは多々あるし、そこが歌手と声優との違いで、声優さんが歌うんじゃ聞くことの出来なかった音としての声の魅力とか出たりするような気もします。

 つまり、声優さんが歌うものと一般歌手が歌うものとの両方の魅力を兼ね備えているのが、出演者似声アーティストの主題歌なんだなぁ、と。

 アニソン歌手or声優の歌う歌 → 駆け出しアイドルの登竜門 → ただの一般曲(非難ゴーゴー) → 作品内容に沿った一般曲(それなりに好評) → 出演声優似の声を持つアーティストの一般曲

という新しい流れだとおもしろいし、今後の展開も楽しみなんですけどね…。やっぱり たまたま かなぁ。